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生涯年収の壁を突破するには?

生涯年収の壁を突破するには?

会社員が生涯年収の壁を破るためにできること

経済停滞が続く日本において、会社勤めだと、来年いきなり年収を上げるといったことは、ほとんどの人にとって難しいことだと思います。
しかし物価の上昇や教育費、医療費負担増はまったなしですすんでいます。
不安に感じていらっしゃる方も多いと思います。
すぐに収入を増やすお手伝いはできませんが、「生涯年収」はしっかり増やすお手伝いはできるので、お話ししたいと思います。

一度だけ使える錬金術

一つだけ、一回だけ使える目前の現金をつくる技があります。
ある月を決めて、その月からいつも現金で支払っているものをすべてクレジットカードで決済するだけです。
引き落としはは翌月ですから、払うはずだった現金が手元に残ります。
それからはずっとクレジットカード決済を続ければ、常にひと月先に引き落としが来るので、毎月今まで通りの支出に戻ります。
簡単なことなんですが、改めて言われると確かになーとおっしゃる方が多いですね。
残ったお金、くれぐれも無駄遣いしないでくださいね(笑)

お金に働かせるという発想

日本は男神様は畑仕事、女神様は機織り仕事と、神様も働くくらい勤勉で労働を美徳としている国なので、たくさん働いて、働いた分賃金をもらう労働所得がよいという文化がしみ込み、働かずに得る所得「不労所得」をどこか毛嫌いする向きがあります。もちろん「労働所得」が基本であるべきですが、「お金に働かせる」ことで収入を補完して増やすことも必要です。日本は超過累進課税なので、自分で働いて得た稼ぎに対する所得税は収入の多い人ほど高くなりますが、「お金に働かせる」ことによってえた利益に対する税金は金額によらず税率が一律です。大企業のオーナー社長が報酬のほとんどを自社株でもらうのもそのためです。岸田首相が「資産所得倍増」とか言ってますが、「資産所得を増やす」とは、国民の皆さん資産運用をしてお金を増やしてねーということです。それは我々アドバイザーの仕事であって、政治家の仕事は政策によって景気循環を回復させて経済成長を促して賃金の底上げをすることなのですが、この辺は期待できないので、私たちは粛々と「お金に働いてもらう」ことで資産所得を伸ばし、生涯年収を上げていきましょう。

やはり長期的な成長が期待できる世界の株式市場に投資を

時間はかかりますが、やはり唯一着実でだれでも成功できるのは、せかいの株式市場に投資することです。
これ以外は基本的にやる必要がありません。
投資信託、世界株式インデックスファンドを毎月定額買い続けるだけです。
私はアクティブファンドを中心に積み立てていますしお客様にも厳選した世界株式のアクティブファンドで積み立てていただいてますが、ブログだけをご覧になっている方にはアフターフォローができないため、面白みはないですが、インデックスをおすすめします。
世界株式インデックスファンドでも、過去実績でいえば年平均6~7%のリターンを提供してくれています。
比べること自体おかしいですが、銀行預金の金利は0.001%です。
一括で100万円預けた場合、12年で倍の200万円になるか、7万2000年後に倍の200万になるかの差です。
これが世界の株式市場の成長の力です。積み立ての場合でも、20年以上続ければ十分な成果が期待できます。
ITバブル崩壊とリーマンショックを挟む、2000年から2020年まで毎月2万円ずつ積み立てた場合を試算したところ、積立額480万年が約900万円になっていました。420万円増えたら、充分「お金に働いて」もらったといえるでしょう。

取り崩し期間も運用機関にする

「今からでも世界の株式市場に投資しましょう」というと、50代以上の方は「もう20年も積み立てられないから私たちには無理だ」とおっしゃる方もいます。たしかに積立期間は20年ないかもしれません。
しかし逆に50代以上の方には貯金や退職金といったまとまった資金があり、それを世界の株式市場に投資する投資信託を購入して起き、運用しながら毎年切り崩していくという方法によって、運用を20年以上続けることができるのです。
定年後、預けた投資信託から毎年一定の率を決めて切り崩し、残った額はそのまま運用を続けます。
そうすることで資産寿命を大幅に伸ばすことができます。
1970年から1990年まで20年間毎月2万円ずつを積み立てた場合、積立額480万円が、約1080万になりました。その後この約1080万円を20年にわたって2010年まで毎年残高の4%ずつ切り崩した場合を試算したところ、約740万円切り崩せたうえ、約660万円が2010年時点で残高が残っていました。約1080万円が約740万円+約660万円で焼く1400万円になったことになります。
積立期間が終わっても、「お金に働いてもらう」ことができました。

分配型投資信託はダメ

運用しながら切り崩すものとして、よく分配型投資信託が取り上げられます。
これもリタイア後の退職金がよく狙われます。
投資信託で運用しながら切り崩すのは同じように思うかもしれませんが、実は違います。
私がお勧めしているのは「定率」の切り崩しです。相場が下落しているときは、残高が下がっているので、残高が多い時と同じ金額切り崩すと大きく残高が減ってしまします。これでは「タコが自分の足を食べている」状態です。
これでは相場の下落局面で、一気に溶けてしまう危険があります。
残高が多い時も少ない時も、「残高の〇%」と決めて切り崩せば、残高が少ない時は切り崩す金額も小さくできます。
切り崩し額が多かった年の翌年、大きく相場が下落した場合は、切り崩さないのも選択肢です。
プロは分配型なんて絶対に買いません。
こうやって資産寿命を延ばします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
50代以上の方は積立期間は短いですが、それまで貯めてきた資産を活用して、運用しながら切り崩すことで運用期間を長くとり、資産寿命を延ばすことができます。
買うファンドや詳細のやり方については、個別にお問い合わせください。